1999年に私は北米と中国の主要都市のいくつかを視察してきました。
いろいろなものを見て、さまざまに感じ、あれこれ考えさせられた有意義な巡業でした。
当時は、今となっては信じられないほどマメでした。海外の劣悪なIT事情の中、各地で得た所感をその日のうちにウェブサイトにアップしていたりしたものです。以下にその中の1つを。
1) 20世紀は石油の世紀だったが、21世紀はITの世紀になる
2)その流れを推進する起爆力発生源は世界各地でランダムに発生し混沌とした様相を呈しながら進行する
3)テクノロジー主体の流れにも見えるが、これまで同様、主役はあくまでも人間である
まぁ、力の入り過ぎな部分はともかく、考え方の大枠は今もあまり変わりないですね… 、
ほぼ同じように捉えています。ただ少々熱に浮かされていたんでしょうかね、帰国後も、仕事で出向いたあちこちで能書きを垂れたり、以下のようにも主張していました。
10年以内に携帯とデジカメとPCは小型一体化する
あーこいつは自分の予想自慢をしたいんだな…と思った方、12.5%は当たっていますが87.5%はハズレです(笑)。なぜなら以下のようにも息巻ながら続けていたからです。
その製品化を実現するのは日本企業だ。本命:ソニー、対抗:東芝、穴:京セラ、これで間違いなし!
…、かなり強く確信していました…
ですから、確か2005年ぐらいにウィルコムから見た目がそれらしき機種が発売されたときは、お!、遂に出来たか!?、と胸を高鳴らせたりもしましたが、操作してみると、…、とてもこれでは…、…、と落胆した記憶もあります。
2008年頃から風の便りになんだかいくつかの情報が耳に入り始めましたが、アメリカの話でしたし、あまり気にも留めていませんでした(それだけ日の丸企業にしか実現出来ないと思い込んでいたのです)。
そして、おそらく、2009年のことだったと思います。たまたま、奈良でiPhone3(だったと記憶しておりますが…)を操作する機会に恵まれました。
やられた…
まさにその一言です。一方、嬉しくもありました。と言うのは、99年当時から以下のようにも付け加えていたからです。
それ(携帯とデジカメとPCとの小型一体化機種)が普及した暁には、従来とは違う流れが多数顕在化し始め、リバースシンドロームと名付ける一連の流れも発生する
随分、長くなってしまっているのでこれ以上の説明は控えますが、もう既に私たちの目の前には、スマホの普及によって出現した未来に繋がる扉(とびら)が沢山存在しているはずです。
扉のいくつかは価値ある楽しい未来に繋がっているでしょう。どんどん開けて行きたいですね。スマホですら過渡期のデバイスでしょう。人々にダイレクトに喜んでもらえる…そんなビジネスチャンスがほぼ無限に広がっていると思います。
試しに弊社なりのちょっとしたイメージをトップページに仕込んでみました。
ここ数年、国が用意する制度とWebマーケティングを組み合わせたビジネスモデルの企画・開発・運営にも関わってきました。個人的にはそれもこれらの扉を意識しながら行ってきたつもりです。
私の力不足をはじめ、問題点は挙げればキリがないのですが、ある程度の経験も積んできましたし、ハードルは何とかクリアしながら扉を一つ一つ着実に開けて行きたいと考え、カイズ株式会社を設立しました。
頑張ります、よろしく願います。
代表取締役 横町耕司